相談屋事業「社会保険労務士」の続きです。

 行政書士とは、特定の法律業務を専門に行う専門職のことです。

 行政手続きや法的な書類の作成、提出、申請など、様々な行政書類の作成と提出を代行する専門家です。例えば、相続手続き、行政機関に対する様々な許認可申請など、個人や企業が行う法律的な手続きをサポートします。

 行政書士は、裁判や訴訟に関与することはできませんが、一般市民や企業の法律上の問題を解決し、行政手続きを円滑に行うためのアドバイスや代理行為を行います。行政書士は、国家試験に合格し、行政書士会に登録された専門職です。

 法律などの専門知識に基づいて助言を提供し、クライアントが適切な手続きを遵守することで、トラブルを回避したり、スムーズな事務手続きを進めるお手伝いをします。行政書士は日本の法律制度において重要な存在であり、多くの人々が法的な問題を抱えた際に頼りにする専門家の一つです。

 行政書士の仕事

 行政書士の仕事は、主に次のようなものです。

 行政書士の業務の種類は多岐にわたり、一人の行政書士がすべての事務を網羅することは非常に困難です。

 私が現に行っている事務は、建設業関係の許認可事務、相続関係事務がほとんどです。

 以前は、入管や風俗の許認可など様々な事務を請け負っていましたが、最近は建設業や相続など一部の業務に特化してしまいました。

  1. 個人や法人が行う様々な行政手続き(例:許認可申請、届出、証明書発行など)をクライアントの代理として行います。彼らは必要な書類の作成や提出、手続きの進行状況の確認などを行います。
  2. 契約書、遺言書、認識証明書など、法的な書類の作成を行います。また、クライアントが抱える法的問題に対してアドバイスや解決策を提供します。
  3. 相続に関する手続きや手続きの助言などの支援を行います。
  4. 債務整理:借金問題に関連する手続きや債務整理のサポートを行います。
  5. その他の行政手続き:様々な行政機関における手続きや申請を代理で行います。

 行政書士は、クライアントの利益を代弁し、法的な手続きをスムーズに進めることで、トラブルを回避する役割を果たします。彼らの専門知識と経験によって、個人や企業が法的な問題を抱えた際に効果的な支援を提供します。

 行政書士の権利と義務

権利:

  1. 行政書士は、クライアントの代理として行政機関に申請や手続きを行う権限を持っています。
  2. 行政書士は法的書類の作成権限を持ち、契約書、申請書、証明書などの法的書類をクライアントのために作成します。
  3. 行政書士は、クライアントに対して法的な問題に関するアドバイスや解決策を提供する権限を持っています。
  4. 行政書士は、自らのサービスに対する適切な報酬をクライアントに請求する権利があります。

義務:

  1. 行政書士は、法律や行政手続きに関連する規則を遵守する義務があります。職業倫理を遵守し、適切なサービスを提供することが求められます。
  2. 行政書士は、クライアントの利益を最優先に考え、その利益を代弁する義務を持っています。
  3. 行政書士は、クライアントの個人情報や業務上の秘密を厳守する義務があります。
  4. 向上:行政書士は、専門知識を維持し、向上させるために継続的な学習や研修に参加する義務があります。
  5. 行政書士は、自らの専門分野外の依頼や違法な依頼に対しては断る義務があります。

 これらの権利と義務を遵守することにより、行政書士はクライアントに対して適切なサービスを提供し、信頼性と専門性を維持することが期待されています。

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