投資に関する相談は、若い人よりもお年寄りからの相談がほとんどです。きっとお年寄りのほうがお金に対する心配事がが多いのかもしれません。

 お年寄りの中には、「お金には困らないほど持っている」と自慢しながら、投資などをしてみたいと相談に来る人がいました。こういう人たちは、お金の使い方を知らずに節約をしながらせっせとお金を貯めることだけを考えて生きてきたのかもしれません。

 ただし、お金をためることも一つの趣味と考えれば、お金を節約しながらためることは、生甲斐の一つと言えると思います。

 世間では、お金のことばかり考えていると守銭奴となり幸せになれないなどとを言われますが、守銭奴のほうが何も目標を持たない人たち(ただ生きているだけの人たち)よりもよほど幸せではないかと思います。

 私が株・不動産等の購入を本格的に始めたのは、43歳か44歳のころです。

 このころは何となく仕事が面白くなく、大金持ちになって仕事を辞め世界中を旅したいみたいなことを考えていました。

 株の信用取引、FX、先物取引など損をした経験も多かったのですが、損をしながらも夢をみさせてもらったと思っています。この頃は公務員に嫌気がさしていて、やる気のなかった自分に少しばかり気分を向上させ、お金持ちになるかもしれないという夢を見させてくれたと思っています。

株と不動産投資

 FXや先物などで損をしたことから、私には若干リスクの少ない株と不動産投資がベターだと自分に言い聞かせ、少しづつでも資産を増やしてゆこうと何となく決めていました。

 そして次の2点について、朧気に決めたのです。

①「不動産はワンルームマンションのみ購入、購入後20年を目安に売却」し、借入金を返済する。

②「株は購入したら売らない。」という2点でした。

 現在、賃貸不動産はすべて売却し、借入金はありません。

 また、購入した株については、ほとんど売却することなく、保有を続けています。株の銘柄は500銘柄(うち優待株400銘柄)を超えています。

宝くじは当たりませんよ。

 私の知人に「宝くじ」を毎回購入して、「買わなければ当たらないぞ」と言いながら、今回は3億円が当たるなどと本気で思っている「宝くじオタク」がいます。

 そんな「夢のような話」を信じるなら、FXや先物とは言いませんが株や不動産くらいは購入し、実現する可能性のある夢を持ったらと思います。

 投資先として株や不動産については、お勧めするようなことを書きましたが、株でも不動産でも損をすることはしばしばあります。ただ、FXや先物取引のようにギャンブル的なものより安全であるといった意味です。

 もちろん株でも信用取引等で大きく賭けるような場合は、投資ではなく投機というべきかもしれません。 

 ここで投資にまつわる有名な格言を記しますので、参考にしてみてください。

投資の格言

①一つの籠に卵を盛るな

②人の行く裏に道あり花の山

③「もう」はまだなり、「まだ」はもうなり

④相場は相場に聞け

⑤遠くて知らないものには手を出すな

⑥国策には逆らうな

⑦頭と尻尾はくれてやれ

⑧下手なナンピン大怪我のもと

⑨半値戻しは前値戻し

⑩相場はすぐに止まらない

 

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